店長ことmk2さんのテキストサイト時代のログを漁ってちょっと思ったことなどを

リビドーに任せて何かしらに没入することが無くなってしまった、と思った。なくなってしまったということは、以前はあったということだ。俺は覚えている。中学生の頃の、英文を親指のつけ根が痛くなるほど何度も何度も写経して頭に叩き込んで、頭が飽和した時に勉強机からみえた夜景を眺めているときの、あの感覚を。鼻炎がちの鼻からとめどなく溢れてくる鼻水を制服の袖で抑えながら必死になって写経暗記した数学のテキストと冷房が効き過ぎた塾の自習室で、親元を離れ、友人もそんなにいない中で不安になりながら勉強した時の、必死さと哀愁の入り混じった心境を。

いまはどうか。だいぶたるんで荒んでしまったなと思う。